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カリフォルニアの医師

報告: 2001年カリフォルニア州医療視察団  団長 ドクター榊原洋一 

外国で子どもが病気になったとき、一番困るのが言葉の問題である。日常会話ができても病気ということになると、普段使わない医学用語を使わなければならず、また緊急を要するときにうまく子どもの状態を伝えることは母国語でも難しい。

 その点もともと日系人の多いカリフォルニアの大都市に長期滞在する日本人は幸運といってよい。シリコンバレーの隆盛によって今やカリフォルニア州でロサンゼルスに次いで2番目の人口を持つサンノゼ市には、3人の日本語を解する小児科、内科医がいる。


今回視察のトップバッターとなった吉田隆医師(写真1)と市下スティーブン医師(写真2)はともに日本語で診療を行うことができる。吉田医師は日本の大学を卒業し日本で医師になった生っ粋の日本人医師であり、市下先生は日系3世の医師である。市下先生の母国語は英語だが、日本語も流暢に話される。

吉田先生は小児科専門医であり、市下先生は一般内科医(含・小児)であるために、その内容は異なるが、日本の小児科、内科の開業医とほぼ同じような医療サービスを行っている。吉田先生は1ヵ月に約600名、市下先生は400名の患者を診察している。吉田先生の患者の90%は日本人の子どもであるが、市下先生は日本企業との法人契約によって成人の患者が主体になっている。

診療時間は月から金(吉田先生は隔週土曜の午前も診察する)で、市下先生は8時〜17時、吉田先生は9時〜17時30分と日本と変わりない。