12) 歩く、深呼吸、マッサージ
陣痛が始まり出産直前まで12時間から24時間、あるいはそれ以上時間がかかることがあります。今回は、そのあいだの過ごし方をご紹介します。
| 歩く |
普段から、夜寝る前までに30分ほど、散歩をするように心がけます。
妊娠中に太りすぎてしまうと、産道に余分な脂肪がついてしまうため、産道が狭くなり、赤ちゃんが出てきにくくなりがちですが、散歩を習慣化させることはそれを防ぎます。また歩く事で、筋力と体力がつき、本番のときに、いきんだり、赤ちゃんを押し出すのに役に立ちます。
出産1週間ぐらい前から当日までの散歩は、赤ちゃんが下におりてくるのを助けると言われています。また気分転換にもなります。
| ロッキングチェア |
| 深呼吸 |
深呼吸は、陣痛がきたとき、やり過ごすのに役立つと共に、お腹の赤ちゃんに酸素を送り込みます。
深呼吸は、鼻から息を深く静かにゆっくりと吸い込み、口から息を吐き出します。深呼吸をしているときは、身体全体の力を抜ききるようにします。
陣痛が来ると、強い痛みで体中がこわばりがちですが、意識して力を抜くようにすると、痛みを逃す事ができます。
これは、たとえば、すごく寒いときに思わず身体がちぢこまってしまいますが、わざと力を抜いてリラックスすると、意外と寒くないと感じるのに似ています。
寝る前にベッドの中で20回ぐらい深呼吸を練習すると、体中に酸素が送られ、寝つきも良くなります。
たかが深呼吸ですが、普段からやりなれていると、本番のときに、自然に深く呼吸をする事ができるようになっているので、ぜひ習慣付けておくと良いでしょう。
| 視点の集中 |
陣痛が来たとき、あちこち視線が動くよりも、部屋の壁側に何か目標物を決めて視線をそこに集中させると、陣痛をやり過ごすための集中力を保つ事ができます。ぬいぐるみや、きれいな絵で練習すると、楽しくできます。
| 四つん這いの姿勢 |
床の上に四つん這いになり、おしりに力を入れながら、背中を丸めてぐっと持ち上げる、リラックスする。これを夜、寝る前に20回ぐらい繰り返します。
実際のお産では、腰が痛いときやだるいときに役立ちます。
| マッサージ |
もしも夫や付き添いの人がいれば、マッサージをしてもらうと、痛みをやり過ごすのに大変に役に立ちます。マッサージは、夫に普段からやってもらうようにお願いしましょう。
練習方法
床の上にあぐらをかいて座ります。夫はその後ろにやはりリラックスして座ります。
マッサージに使うのは、手のひらや指先。そっとやさしく首の周り、首筋から頭に向かって、肩、背中全体、腰、尾てい骨、もも、うで、手のひらをさするようにマッサージします。特に腰へのマッサージは、腰痛や腰の疲れを取るのに役立ちます。産婦さんが座るのが疲れるのであれば、横になって行ってもOKです。
陣痛が始まって、子宮口が十分に開くまで、マッサージをしてもらうとずいぶん楽になりますが、マッサージは、休みを入れながら12時間以上に及ぶかもしれません。長時間していると、手のひらの感覚がなくなり相当に疲れてきます。その場合は、握りこぶしでしたり、缶ジュースやテニスボールなどで代用すると良いでしょう。
木製のマッサージ用品。同じようなものを100円ショップなどでも売っている。
こちらは海外で売られているもので9ドルぐらい。
| 意外な妊娠期のマッサージ効果 |
不安が減る、腰痛が軽くなる、よく眠れるようになる、早産になりにくくなる、落ち込みやすくなるのを軽減させる
特に、パートナーである夫によるマッサージは、心理的な効果が高いようです。出産当日は、長時間のマッサージとなり、普段から鍛えているとかなり違うので、ぜひ、日頃からお試しくださいネ。

