kumo1.gifkumo1.gifmcfhindexti.gifkumo1.gifkumo1.gif 
Home 母子手帳 妊娠出産子育て 出産英語 各国情報 世界一周 交流 掲示板
予防接種&健康 医療と保険 心のケア 不妊&避妊 引越し 妊婦とベビーの旅 生活情報 サイトマップ
 
3歳までに子どもの気質が決まってしまうわけではない

 赤ちゃんの気質は、大きく分けて3つのタイプ

「気質の変化」を研究した有名なものに、ニューヨークの、トーマスとチェスというふたりの精神科医が行った調査があります。彼らは、生後間もなくから16、17歳にいたるまで、それぞれ100人あまりの数グループの子どもを追跡調査しました。そして、赤ちゃんたちを気質からいって大きく3つのグループに分けることができるとしたのです。

第一は「扱いやすいタイプ」です。およそ40%の赤ちゃんが該当しました。比較的いつもきげんがよくて、きげんをそこねても、あやすとすぐに気持ちを帰ることのできるタイプです。生活のリズムも安定していて、いわゆる「育てやすい」赤ちゃんです。

第二は「扱いにくいタイプ」でおよそ10%の赤ちゃんです。気難しくて、きげんをそこねやすく、一度きげんをそこねるとなかなか回復しません。あるいは、新しい情況になれるのに、時間がかかります。生活のリズムも不安帝という特徴もあります。

第三のタイプは15%ほどで、それほど育てにくくはないのですが、とにかくいろいろな行動に取り掛かったり、気持ちを決めるのに時間がかかります。

残りの35%は、こうした気質をあわせ持っている、とされました。

 成長しても気質はそのまま??

さて、こうした気質を持った子たちが、その後、どうなったでしょう。

トーマスたちは青年期まで追跡調査したのですが、その結果はとても興味深いものでした。というのは、それぞれのタイプの赤ちゃんたちが、ずっとそのままの性質をもちつづけるわけではないことが、わかったのです。

たとえば第二の「扱いにくいタイプ」も、養育者の接し方によっては、それが変わりました。反対に、「扱いやすいタイプ」の子でも、その性質を大切に受け止める人がいなかったりした場合は、扱いにくいタイプに変わることもわかりました。

つまり、赤ちゃんの気質は、養育者に自分の気質に合った扱いを要求はしますが、その受け止められ方によって、変わる可能性もあるということです。それは、たとえてみれば親と子のキャッチボール。赤ちゃんが要求し、養育者が応える、それに赤ちゃんが反応する。このやり取りの中で、子どもは成長します。

人間の発達は、実にしなやかで、したたかです。生まれつきの気質はあっても、生まれた後のまわりの人々との触れ合いや交渉、おかれた環境によって、その子なりの変化を遂げていくわけです。子どもに、かかわりを持つ人の種類や数、あるいは生活する場所や経験の広がりは、3歳より4歳、4歳より5歳と、成長するにつれ豊かになります。なにより、人間には入ってくる情報を処理する力、つまり体験を自分のものとして消化したり、記憶する力が備わっています。しかもこの能力は、成長につれてますます伸びます。

誕生から3歳までの発達には確かに目を見張るものがありますが、発達はそこで終わるわけではありません。つまり「3歳までに」とか「3歳では遅すぎる」などと心配しなくてだいじょうぶなのです。変化していくわが子をみつめながら、子育てを楽しむことが大切なのです。

(MFCH「子育てかくし味」2003Vol.1より)