第3章 幼稚園からお勉強?
10月から新学期が始まりました。リュックサックや水筒、筆記用具などが街頭に並ぶのが今のダカールの風物詩。

さて,我が息子(3歳)も近所の幼稚園へ通い始めました。アメリカ系のインターナショナルスクールは設備もよく魅力的でしたが,ここは遠い。渋滞をくぐりぬけての車での送り迎えはかったるい。そのうえ,ニューヨークにいた時分,同時多発テロに遭い,ほうほうの体でアフリカに逃げてきた私としては,アメリカ系施設はもうこりごり…。という勝手な親の都合により,近所のフランス系の幼稚園へ送り込まれることになったわが子でした。フランス系といっても,セネガルではちょっとした小金持ち層を形成するレバノン系移民の子女が主に集います。あとは,日本人の子が4名ほど。なんてったって歩いて幼稚園の送り迎えができるというのが利点です。
こちらの幼稚園でまず驚いたのは,3歳からなんと教科書が指定されていること。我が子には3冊。図形(グラフィック)を学習する本2冊と,算数(マテマティックス)が1冊。えっ,算数?と驚いて中身を確認すると,動物の数を数えたり,どちらが多いかというコンセプトを勉強させたり,前置詞を勉強させたりといろいろでした。図形の教科書も,数字を書かせたり,アルファベットを書かせたり,ともかくお勉強の要素が盛り沢山。私が3歳の頃は,お絵かきとお遊戯くらいしかしなかったのと比べると,驚異の「お勉強」内容でした。
もっと驚いたことは,新学期用に買い揃えておいたノートを子どもが持ち帰ってきたときのこと。日本の幼稚園のように先生と親との連絡ノートかなにかと思って中を覗いてみると…。なんと,連絡事項ではなく,子どもが次の日までやるべき宿題が書いてあった!!! 3歳の子に宿題とは。内容は,点線をなぞって円や線を書くというもの。私はまさに目が点になってしまいました。恐るべし,フランス式教育。つめこむ,つめこむ。
そして午後には選択式のクラスもあります。日本でいう図工のクラスや,英語,ダンス。音楽など。これまた勝手な親の希望により,英語のクラスに参加することになったわが子。English
Onlyで,お友達と楽しくゲームやお歌を歌っているのかと期待して,ある日授業をこっそりのぞいてみると…。机を囲み,椅子に座らされ,先生がフランス語で英語を説明しているのをじっと聞いていました。「はいって返事するには英語でなんていう?」とフランス語で話し掛けられているわが子。バリバリの日本人家庭で育った我が子には酷な授業内容でした。帰ってくるなり,「英語のクラス,もういらない…」。そりゃそうだ。でも,お金払っちゃったの。だから月末まで頑張って通ってネ。
そんな幼稚園ですが,一つ多いに感謝したい点があります。お箸の持ち方の特訓を家で始めてみたのですが,親が教えても全然だめ。ある日、「鉛筆をもつようにもってごらん」といったところ,それはそれは上手に持てるようになりました。これも幼稚園の「お勉強」の驚異の成果です。うーん,教育はあなどれん。
第2章 蚊と格闘する
ここダカールは現在雨季に入っています。毎晩,蚊と闘っている日々です。
「蚊」といえばなーんだと思われるかもしれませんが,ここアフリカではマラリアが蔓延しているし,蚊から媒介するその他の病気の怖さを赴任前にさんざん聞かされているので,蚊といえどもバカに出来ないのです。
まず怖いのはハマダラ蚊。これはマラリアを媒介する蚊として有名ですが,通常のイエ蚊と違い羽がまだら模様になっていて,止まっている時の姿勢がロードレーサーに乗っているような前傾姿勢になるのが特徴。この有名なハマダラ蚊を,羽でなく歯がマダラと勘違いしていた困り者が私の知人にいましたが,これでは通常の蚊と見分けるのに「歯」マダラ蚊君にでも笑ってもらわければなりません。羽に特徴があるので,みなさん誤解なきよう。
さて,この恐ろしいハマダラ蚊の沸き立つ蚊柱の下での仕事経験アリ,且つ,頭にはウジ、ついでにおなかにはサナダムシも飼った経験のある途上国生活十数年の我が夫曰く、「ダカールの自宅周辺にはハマダラ蚊はいない。家の中にイエ蚊がいたとしてもたいしたことない」そうで。 はぁ。しかし,多少離れた地区に住む別の邦人の方もマラリアにかかったりしているし,子供は生まれたばっかりなのでイエ蚊にさされても膨れ上がってしまうし,やはり母としては蚊とは断固闘うべし!の姿勢を貫きたいと思っているのです。
こう毎日蚊と闘っているとだんだんコツがつかめてきました。
まず,蚊の進入口を特定し,その経路をシャットアウトすること。我が家はアパートの5階部分に住んでいるのですが、まずこれぐらいの高さだと蚊は窓からは入ってこれません。では,どこから入るかというと100発100中,家の戸口からです。階段かあるいはエレベーターに人間様と一緒にのぼってきて,まずは色の暗い場所を探し羽を休めます。我が家の壁は白、戸口はこげ茶色なの
で,必ずといっていいほど戸口にぺったり止まる事になります。そして人が出入りする時に空気の流れとともに家に入ってくるというパターン。この経路をシャットアウトすべく,毎朝私は全フロアーの戸口に殺虫剤を撒くというピンポイント式蚊殺しツアーにでかけています。これでたいていその日に建物に入ってきた蚊はこれでイチコロ。
次に,それでも防げなく家に入ってきてしまった蚊を退治する方法。ベープより蚊取り線香を炊くのは基本ですが,それでも夜中に蚊のプーンという音が聞こえてきたらどうするか?答え。「まず,電気をつけましょう!」蚊はびっくりして暗闇に隠れる暇もないのであわてて近くの壁にとまります。そ
こをパチン。これでイチコロです。これが面倒な人はクーラーか扇風機を入れて,空気を撹乱させましょう。蚊は二酸化炭素がどこからくるのかわからなくなり,人間様を見失います。これで本当
に安眠できますよ。
最後に、夜が無事明けたら,トドメをさしましょう。たいてい,空が白みだす頃、蚊は家の暗いところか湿度の高いところに身を隠します。一番好みの隠れ家は,繊維があって,暗くて,湿度の高いところ。その結果、我が家では,たいてい洋服ダンスの中か,熊のぬいぐるみの毛の上か,お風呂場に身を隠します。昼間は動きもにぶいので,姿さえみつければあとはパチン。すぐ退治できますよ。
でもやはり,雨季が終わる10月が待ち遠しいですネ。10月に入ると,暑さもやわらぎ,多くの野菜が市場に出回り始め,そして子供の幼稚園が始まります! あぁ,早くこないかなぁ。
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第1章 はじめまして
みなさん、ナガデフ、ボンじゅーる!ここセネガルの首都ダカールの地より、はじめまして。私は、パリダカで有名なパリ-ダカールラリーのゴール地点であるダカールに去年の夏から住んでいる、自称フリーランス、実態は家事能力ゼロ&適当育児がモットーの主婦でございます。
セネガルに住んでいるいうと、以前は「????」という戸惑った表情が返ってきたのですが、最近は、2002年のワールドカップで開会式直後の試合で、セネガルチームが強豪フランスに勝利したのでみなさんの記憶に新しいかと思います。
セネガルは西アフリカの突端に位置し、国の真中にガンビアという英語圏の国をはさんでいますが、元フランス領。それぞれの部族の言葉がたくさんありますが、主に話されているのがウォロフ語、公用語がフランス語です。冒頭の挨拶「ナンガデフ」はウォロフ語、そして「ボンじゅーる」はフランス語だったのです。
アフリカの西端というと、どこか遠い国のように感じられると思いますが、みなさんの身近にセネガルのものがあるのです。さて、なんでしょう?
正解は、タコ。刺身用のたこで「モロッコ産」などと書かれてあるのを最近日本でよくみかけますが、これはセネガルや、近隣のモーリタニアのタコも含まれているそうです。日本はタコの消費世界一です。
8月現在は、タコ漁のシーズン真っ最中。主な出荷先は日本とその近隣諸国。今日は刺身用の魚を仕入れれに地元のマルシェ(市場)へでかけましたが、魚が少ない。。。。どうして?と売り子さんに尋ねると、地元の漁師さんは現在魚を獲らずに、儲かる輸出用のタコ獲りに忙しいのだとか。。どうりで最近魚が高いと思った!
今はすっかりなじんだセネガル生活ですが、最初来たばかりの頃は近所の道を歩くのも緊張していました。まず驚くのがバナバナと呼ばれる歩く小物売りです。彼らは、手に商品を持ち、車道から歩道から歩いて商品を売っていきます。サングラス、時計、香水、ほうき、ティッシュ、セネガル特産のピーナッツ、バナナ、生花など色々です。笑えるのが、アイロンとアイロン台売り。大きい商品もものともせず、片手でアイロン台を数台、もう片方でアイロンを持ち運び、路上で信号待ちの車にもかまわず売り子の声をあげます。
このバナバナ達や路行く人たちが私に声をかける時は、必ず「シノワ!(中国人!)」。私もセネガル人かモーリタニア人かなんて見分けられないからそんなものでしょう。または、「アミーゴ!」。なんでスペイン語?驚いたのは、「もうかりまっか?」。大阪弁です。しかもそのすぐ後に「ボチボチでんねん」。自問自答してる!これは、メキシコの小さな町を旅行した時に「ヨ、中曽根首相!」と現地の人に声をかけられたことの次に驚いた出来事でした。 |

バナバナ
孤高のバスタオル商人。この後、交通渋滞のおこる地点へ移動して、タオルを広げて売るのでしょうか。結構きれいな柄があり、買いたい衝動にかられます。 |
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こんな私ですが、最近ダカールで出産しました。その時の経験を元に「フランス語圏で出産する-妊婦に必要なフランス語」という無料のメイルマガジンを発刊することに。ご興味のある方は是非どうぞ。
http://www.mag2.com/m/0000136461.htm
又,ダカール生活情報が満載のホームページもオープンいたしました.
http://mondo.ciao.jp/senegal
こちらも訪ねてみてくださいませ。