2006年05月29日
退院までの道のり
また授乳の話ですが、これは大河の生命線なのでお許しください。この進み具合によって大河の退院の日程が決まるのです。
昨日の午後2時は38g、午後11時はなんと46g!今の大河のfull feed(一回に飲むべき量)は42gなので、これはとても順調です。full feedの80%を超えると授乳の回数を増やすことができるというのは以前書きましたが、1日平均で80%になればいいそうです。ということは、現在は授乳回数が3回なので、42gx3で126g。その80%だと、100gちょっと。午後2時と11時が好調だったので、午前5時の授乳で20gほど飲むことができれば1日4回に増やすことができるよ、と看護婦さんに言われたのですが、残念ながら5時の回はまだ大河も慣れていないのか、昨日の朝に引き続き10gでした。というわけで、今日も授乳は3回です。
でも、まだ授乳回数を3回に増やしたばかり。焦ることはないと思ってます。大河の調子を見つつ、少しずつがんばっていこうと思っています。
大河も昨日で生後6週間になりました。昨日のお医者さんの話では、あと2週間から4週間の時点のどこかで退院できるだろうということでした。それを決めるのは大河です。1日8回の授乳がチューブなしでできるようになり、呼吸が止まることがなくなれば退院です。
呼吸に関しては、血中酸素濃度が85%より下がって20秒するとアラームが鳴るのですが、その最後のアラームが鳴ってから5日間は様子を見なければならないそう。最近だいぶ落ち着いてきたとはいえ、まだ1日数回はアラームが鳴っています。もともと10週間の入院の予定だったので、大河のペースに合わせて見守っていきたいと思います。
2006年05月28日
またまた授乳
さて、はじめて一日3回の授乳をすることになった今朝。夜11時の授乳では20gだったので、今度こそ30g以上、とはりきって朝5時の授乳に臨みました。
ところが大河は、この時間の授乳に慣れていないためか、全く口をあけてくれません。そのうちに顔を真っ赤にして、ウンチとおならをしようとがんばっている様子。授乳時間を30分以内におさめたいと思いつつ、全然吸い付いてくれないので、あきらめきれずに続けていました。
2回ほど看護婦さんが来て、「まだ?」と聞かれましたが、「あともう少し」と粘ること45分。結果はやっぱり、ほんの10gでした。
戻ってきた看護婦さんが、「たった10gにあんなに時間かけてたの?」と気にいらない様子。「気持ちはわかるけど、ちゃんと時間内におさめてくれないと、後がつまってるのに。」と叱られてしまいました。
陽の時は生まれてすぐにおっぱいをあげて、その後も毎日、陽が欲しがるたびに好きな時間に好きなだけあげることができていました。それは本当に幸せなことだったんだなぁ、と今つくづく思います。未熟児として生まれてしまった大河が成長するためには、病院でのきちんと決まった授乳スケジュールはとても大切。それはよくわかっているのですが、なんだかがっかりしてしまいました。
でも、また今日の午後がんばります。
2006年05月27日
授乳
大河の授乳を一日に2回(午後2時と夜11時)挑戦するようになって、数日が経ちました。ここ最近は12cc、14cc、16ccという感じでいまひとつ。1週間前に一度だけ32cc飲むことができたのは、偶然だったのかなぁ、なんて思い始めていました。相変わらず毎回、授乳前と授乳後に大河の体重を測っているのですが、ドキドキの連続。
大河が3時間ごとに飲むべき量は36cc(昨日の時点)。1日6回はチューブから胃に入れてもらい、2回の授乳時には、おっぱいから飲めた分量を引き算した残りをチューブで入れてもらっています。
昨日の午後2時の回は、ラクテーションナースに姿勢を正してもらったおかげで、28cc飲むことができました!そして、夜11時の回は、自分ひとりでやったにもかかわらず44cc!思わず体重計を見つめてしまいました。full feed(1回に飲むべき全体量)を超えました!嬉しかった。full feedの80%が授乳の回数を増やす基準だそうです。これからは朝5時にも授乳することにして、1日3回でがんばります。
今日のお医者さんのオーダーで、1回に飲む量が42ccまで増やされました。大河も大きくなっているので、必要なカロリーが増えています。大河を疲れさせないよう、1回の授乳時間を30分に制限したせいか、今日の2時の授乳は30cc。今夜も行ってきます。
2006年05月22日
おっぱいその2
おっぱいにはいろいろ思い入れがあるのです。
陽のときは、生まれてすぐにおっぱいにくっつけてあげることができた。そのせいなのか、陽はおっぱい大好きっ子で育ってきた。大河は生まれた瞬間に新生児治療チームに引き渡されてしまい、その後すぐにNICUに入院してしまったので、おっぱいにくっつけてあげられるどころではなかった。はじめて抱っこできたのは確か4日後。それもほんの一瞬で、すぐに保育器に戻さなければいけなかった。
生後1週間と少ししてから、カンガルーケアといって、お母さん(お父さんでもよいですよ)の素肌と赤ちゃんの素肌をくっつけて抱っこすることができるようになった。私は毎日この時間が楽しみで、早産と産後のストレスで落ち込んだりイライラすることがあっても、大河をだっこしてじーっとしていると、すごく幸せな気分になれた。これはママのためのセラピーだなぁ、とつくづく思っていました。
1ヶ月弱たった時点で、大河のおっぱいの練習を開始することに。はじめはペロペロとなめてくれるだけでした。小さな大河には、まだ吸って飲み込んで、という連続動作をする力はないので、最初の頃はあらかじめおっぱいを絞っておいてあまり出ない状態にしておき、ただ吸う感触を覚えてもらうことに。これはNon-Nutritive feedingと呼ばれています。
最近になってようやく、1日1回本格的におっぱいを飲んでもらう練習がはじまりました。ラクテーションナースに助けてもらい、小さな小さな大河の頭と首を支えてlatch(おっぱいに食いつくこと)させる。
「もっとしっかり首を持たなくっちゃダメ!」
と言われるのですが、何しろ壊してしまったら大変と思って怖くて怖くて、なかなかできませんでした。おっぱいは陽で慣れていたはずなのに、やっぱりPreemieは難しい!
大河はまだ呼吸がきちんとできないので、吸う→飲み込む→息をするという一連の動作が難しいのです。チュッチュッチュ、と数回吸って、ゴクゴク、と飲み込む音がして、その後苦しそうにハァハァハァ、と今まで息ができなかった分を取り戻すように呼吸。でも、つい呼吸を忘れてしまうことがあり、そうすると大河の酸素のレベルが下がってアラームが鳴ります。
「大河、息するんだよ、息。」
と、耳をくすぐってみたり息をふきかけてみたり、私も一生懸命呼吸をして大河にそのリズムを伝えようとしたり。アラームが鳴るごとにハラハラしてしまいます。そのたびに、あぁ、まだまだ大河は家には帰って来れないなぁ、と思うのです。アラームが鳴ると看護婦さんの持っているポケベルに伝わるので、数回続くと看護婦さんが来て授乳は中止になってしまいます。
先週から毎日授乳前と授乳後に大河の体重を測り、どれくらい飲むことができたのかを調べることになりました。最初はたったの2g、でも次の日は32g!!!32ccというのはちょうど大河が一回にチューブでもらう量と一緒だったので、その回はチューブでもらわなくても済んでしまいました。嬉しかったです。でもがんばりすぎて疲れちゃったのか、その後抱っこしていたら呼吸が止まって酸素のレベルがどんどん下がり、抱っこも中止となってしまいました。
それ以来、あまり長時間授乳しないようにしているので、12g、14gという感じです。焦らずにやっていこうと思っています。
おっぱいその1
大河は未熟児なので、正規産の赤ちゃんのようにすぐにおっぱいを飲むことはできません。28週で生まれてすぐはまだ何も胃に入れることができず、体の中の血管にPICCラインという小さな管を挿入し、そこからIVと呼ばれる栄養水を入れてもらい生きていました。
2週間ほどたって落ち着いてきたころ、鼻から胃に管を通して母乳を入れはじめることができました。最初は1時間1ccを連続で入れて、一日で24cc。それを毎日少しずつ増やしていき、さらに1週間ほどたった時点で連続から定期的な摂取へと進みました。最初は2時間半母乳を入れて30分休み、次の日は2時間入れて1時間休憩、という感じです。
生後1ヶ月の時点で、ようやく30分で28ccを摂取して2時間半休む、つまり、3時間ごとに28cc摂取、というふつうの授乳に近いスケジュールになることができました。
未熟児の赤ちゃんの場合は免疫機能が非常に弱いので、母乳が本当に大切です。免疫機能は妊娠後期で作られていくそうですが、大河の場合はその時期を待つことなく生まれてきてしまいました。お母さんから直接おっぱいを吸う力はないので、パンプ(母乳搾乳機)が欠かせません。
私はお兄ちゃんの陽が3ヶ月のときに仕事に戻ったため、その後1年間毎日お昼休みに搾乳していたので、自分のパンプも持っていたし、使い方もよく知っていました。そのため、搾乳することがそれほどストレスにもならず、その点は幸運だったと思います。せっせと毎日搾乳し、余った分は今後のために冷凍しています。おっぱいは大河の生命線。
パンプは決して楽しい作業とは言えないけど、これからますますがんばらなくては。私がパンプしていると、陽がその様子をみて「おとうと?」と聞いてきます。おとうとのミルクを作ってるんだよ、と教えたせいですね。