世界各国で子育て中のママが発信しているホームページを紹介して行きます。目指すは世界一周!第一弾はオーストリア・チロルから・・・。

 
 

アンバー22さん

夫の転勤で南アフリカ・ヨハネスブルグに赴任して2年11ヶ月。2005年10月に長女を南アフリカで出産しました。2007年8月帰国します。

ブログ: 南ア駐在日記
http://plaza.rakuten.co.jp/sadachs

MCFHコメント:インタビューをお願いしてメールをやりとりしている最中に急にご帰国が決まったとの連絡。帰国準備でなんと110箱の荷物をまとめつつ、こちらからの度重なる質問に快く答えてくださいました。また、ヨハネスブルグは世界一治安の悪い都市ということで、インタビュー最後にヨハネスブルグに行く方のための注意事項をまとめていただきました。内容を読んでいて、ある意味、駐在は命がけだと思いました。

3年間の駐在、お疲れ様でした!

 

 

南アフリカ駐在日記Blogより】

バンバンバン

銃声が響き渡り、複数の犯人が通学用バスを襲おうとしたところを警備会社がやってきて、犯人を羽交い絞めにし、乗車していた生徒達は急いで避難これ、25日に日本人学校で行われた、年1回のバスジャック訓練。南アという国は常に危険と背中併せの為、日本人学校に通う生徒さんはこのような訓練まであるのです。

日本人学校のバスは地域別に分かれているので、バス毎ごとに訓練をしていました。

もし私が自分の車を運転中にこのような状況になったら・・・日本に静養しに帰ります。

ヨハネスブルグへの駐在が決まってから、どんなふうに情報を集めたり準備したりしましたか。

海外赴任前セミナーに参加し、実際にヨハネスブルグに駐在されていた人から話を聞いたり、既にヨハネスブルグに駐在していた、夫の会社の人から話を聞いたくらいですね。当時(2004年)は今ほどブログをやっている人もいなかった(はず)ですから、ネット上で情報を集めることは出来なかったですね。

ヨハネスブルグに来て色々びっくりしたことがあるとは思いますが、一つ二つ教えてくださいますか。

良い意味では言えば、思っていたより食材が多いこと。でも、年がら年中代わり映えのしない商品に今は飽きていますが(笑)。時期によっては、しめじ、まいたけ、えのきが 売られているスーパーがあることには感動すら覚えました。残念ながら、魚の種類は極めて少ないですね、海に囲まれた国なのですが。
  
悪い意味で言えば、時間にルーズなこと。約束を守られることなんて、まずないですね。電話を敷くのに2ヶ月かかった人もいるくらいです。あとは、公務員のたかりですね。警察官はアジア人がお金を持っていることを知っていますので、理由もなく車を止めさせ、金品を要求してくる警察官もいますね。空港では、税関職員がこれまた理由もなく金品を要求してきたりします。そこでゲットした物を、空港内で売りさばいているという話を聞きました。

ヨハネスブルグに来て一番大変だと思ったことはなんですか?

一にも二にも治安が悪いこと。いつ自分が事件に巻き込まれてもおかしくない状況ですからね。車の運転にしたって、後をつけてきている車がないかのチェックは怠れないですね。銀行でお金を引き出す時も後ろに不審者がいないか、引き出した後も私をつけている人がいないか、必ず後ろを振り向いてチェックしています。  
  
現地での出産を決意したのはなぜですか?(先輩からのアドバイスも多かったとメールで書かれていますが、ど のようなアドバイスが役立ちましたか。)

赴任前までは、南アフリカで出産するとは考えもしませんでした。多分、おおかたの方が持っているであろう、“南アフリカ”のイメージを持っていたからだと思います。しかし、赴任してみれば、毎年6人前後の日本人駐在夫人が出産しているという現実、年齢的にも、欲しい時に妊娠するとは限らないことを考えると、南アフリカで出産してもいいんじゃないかな〜と思うようになりましたね。無痛分娩で出産出来るのも魅力の1つでしたね。あとは、メイドさんがいるので、食事以外の家事はやってもらえるので、日本で出産するより出産後の母体の負担が軽いことが魅力でした。

実際私は逆子が最後まで治らず、予定帝王切開での出産でしたので、出血・おしるし・陣痛を経験することなく出産してしまいました。麻酔を打っている時が一番辛かったですね。出産日当日、指定された時間に病院に行ってから麻酔を打つまでの時間が長かったので(3時間)、待ちくたびれて、半身麻酔を打った後はその疲れがどっと来て、切開していることにも気がつきませんでした。夫が話しかけてくれなければ、出産したことにも気がつかなかったかも知れません(笑)。そうそう、南アフリカでは、帝王切開でも夫は手術室に入ることが出来るんですよ。だから、日本で帝王切開で出産しても、絶対撮れないような写真がいっぱいあります(笑)。しかも、手術室には洋楽がガンガンかかっていました。苦しみを耐えての出産・・・とはほど遠かったですね。
  
我が家は日本から誰も呼ばなかったので(義母・母)、メイドさんの存在はとても大きいですね。産後2週間は痛みが消えず、立つのもつらい状況だったので、あの時ほどメイドさんの存在をありがたく思ったことはなかったですね。そして、食事に関しても友人たちが差し入れしてくれたりして、本当に嬉しかったです。日本で出産していれば、スーパーの出来合いものになってしまいそうなところだけど、ヨハネスブルグでは、みんなが助けてくれます。妊婦服にしても、育児グッズにしても、代々受け継がれているものがたくさんあるし、先輩ママもたくさんいるので、いろんなアドバイスをもらえます。
  
使われた、もしくは使われている産院や小児科医、病院などについて、簡単で結構ですので教えてくださいますか?

ヨハネスブルグで出産した駐在妻さん御用達(?)の“sandton medi clinic”で私は出産しました。検診は、妊娠8ヶ月までは4週に1回、9ヶ月になると2週に1回、臨月で1週に1回です。が、産婦人科医にしてドクターはバカンスを取る方で(笑)、私の場合9ヶ月の時にドクターのバカンスと重なったので、私の場合9ヶ月まで4週に1回の検診でした。日本だったら検診毎にやるであろう尿検査も、結局2回だけしかやりませんでした。性別は早いうちから教えてくれます。私の場合、16週の時の検診で“女の子”と教えてくれました。入院期間は自然分娩の場合は2泊3日、帝王切開でも3泊4日です。
 
このドクターの場合、予定帝王切開は月曜午後か水曜午前と決まっているので、最後の検診時、“月曜午後と水曜午前、どっちで産みたい?”と言われました(笑)。小さいベビーと分かっていたので、1日でも長くおなかに・・・と思い、水曜午前を選択しました。

南アフリカは不妊治療に積極的で、それ故、双子の赤ちゃんもよく見かけます。
  
産後にかかる病院(小児科)なんですが、病院が指定する小児科医が5人ほどいるのですが、その中の1人を指定され、その小児科医にお世話になることになります。その6人のうち、日本人は3人の小児科医に集中しています。予防接種は、生後1週間後から始まるんですよ。お国柄か既に4回ポリオをしています(トータルでは6回します)。
  
ついでに、公立病院もありますが、産婦人科を含めて駐在日本人が通うことはまずないと思いますし、通ってはいけないと思います。
  
当財団の英語版の母子健康手帳をご利用いただいているということですが、どんなふうに役立っていますか?

最後に日本に住んでいた市では母子手帳がもらえませんでした(海外に住んでいても、最終居住地の母子手帳がもらえる市町村もあります)でも、予防接種だけは記録に残しておかないといけないと思ったので、購入しました。妊娠中のこともどんどん忘れてきているので(笑)、記録に残しておいてよかったです。

ブログを読ませていただくと、ベーキングなど楽しまれているようですが、食材はどのように手に入れるのですか・

私の場合、赴任時・一時帰国時にごっそり製菓材料を持って帰ってきていました。あとは、夫の会社の方が赴任してくる時の船便に入れてもらったりして(笑)。足りなくなったものは、スーパーで買っています。


将来、ヨハネスブルグに駐在になる方へのアドバイスをお願いします。

南アフリカで出産、と聞けば誰もが“大丈夫?”という心配をすると思いますが、多くの日本人が出産、子育てしています。日本で妊娠・出産するより、余計な情報に左右されることなく、気楽な妊婦生活を送れると思いますし、メイドさんがいることもあり、(日本よりも)精神的に余裕を持って子育て出来るのではないかと思いますね。またこの国は不妊治療にも積極的で、双子も多く見かけられます。
    
ヨハネスブルグは世界屈指の犯罪都市で、常に“治安”という問題がつきまといますが、それさえ除けば、最高のところだと思います。車を数時間走らせれば、たくさんの動物を見ることが出来ますし、世界三大瀑布の1つであるビクトリアフォールズやケープタウンの喜望峰も飛行機で2時間強で行くことができます。2010年のサッカーW杯は南アフリカで開催されますので、これからますます注目されるのではないでしょうか?   
   
生活していく上で言えば、ヨハネスブルグは車社会なので、運転が出来なければ生活が成り立ちません。南アでも免許を取得することはできますが、出来れば日本で免許を取得されてから赴任してきた方がいいと思います。   

その他ありましたら、どうぞなんでもご自由にお書きください。

育児グッズですが、“PIGEON”“NUK”“AVENT”などの製品が売っています。PIGEONグッズもだんだんと増えてきているので、調乳ポット以外の育児グッズはほぼ何でも揃うと思います。離乳食も、粉末のBFはさすがにありませんが(笑)、オーガニックのBFはあったりします。

ヨハネスブルグ日本人学校 http://www.jsj.org.za/index2.htm

<ヨハネスブルグでの心構え>
・車を運転する時は、後続車がついてきていないか、常にチェックする。
・セキュリティー会社と契約して、家にアラームをつけてもらう。
・バーグラバー、窓は格子をつけたりするなど、賊にやられない最大限の努力はする。
・(特に)日曜午後は買い物をしない。
・銀行ATMからお金をおろす時、まわりに誰かいないかチェックする。
・いつ強盗団に追われてもいいように、ガソリンは余裕を持って入れておく。
 (逃げている途中にガソリンがなくなったら、命にかかわる問題になるかも知れません。)
 
<ヨハネスブルグ旅行者が気をつけること>
・空港はスリ、いちゃもんをつけて金品を巻きあげようとする空港職員に注意する。ポーターの執拗な誘いにもはっきりと断る。
・不審者に後をつけられていないか、チェックする。
・空港からヨハネ中心に向かう定期バスは、今のところありません。空港には鉄道も走っていません。
・鉄道での移動は非常に非常に危険。
 ヨハネスブルグ中央駅周辺(ダウンタウンです)を歩いたら、99%無一文になります。ヨハネの駐在は誰も近寄りません。
 大使館からの危険情報に載る、駅周辺での事件はほぼ、バックパッカーの方々の事件です。
・カードの不正使用(スキミング)も多発。企業の出張者の常宿とされる“sandton sun&towers”(ホテル)でも
 以前、従業員によるスキミングがあった。
・夜は絶対出歩かない。

 

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