行き先別の薬の対処方法
先に薬の「いい薬」の入手のしやすさで、3つの地域に分けましたが、どの地域に行かれても硯地について間もないころは、必要な医薬品がどこの病院や薬局で入手できるか分からないものです。どの地区に行く際でも、当面必要な医薬品は機内持ち込み用と硯地の生活が軌道に乗るまでとに分けて、日本から持参することが望まれます。「いい薬」が硯地で入手することが困難な地域に行かれる方は、なるべく何でも多めに、特に小児を同伴する場合,小児用の薬剤は多めに持っていくことをお勧めします。市販品ならたくさん持っていくこともできます。よく使う子どもの薬の一般名一覧表(P14)を参考にしてください。
子どものマラリアの予防内服
抗マラリア薬については、渡航先、地域、期間、子どもの年齢などによって予防投薬の必要性、投薬方法、処方内容などが異なります。また日本国内では手に人らない薬もあります。 浸淫地域によって必要な場合には予防薬を内服します。抗マラリア薬の予防内服は,出発の前に開始することが望ましいとされています。その後,マラt」アに感染する危険性がある地域に満在している期間中,予防薬を滞りなく規則的に内服します。抗マラリア薬の予防内服には幾つかの処方があり、個人の体質、地域、滞在期問によっても処方の優劣があります。
代表的な処方
クロロキン:1歳まで25m/1日おき、1〜12歳30〜75mg9/日(赤ちゃんや幼児に与えても安全である)
プロゲアニール:上記クロロキンと併用されることが多い(赤ちゃんや幼児に与えても安全である)
ドキシサイウリン:細薗、リケッチア感染の問接予防にもなるが8歳以下には与えない。
メフロキン:小児と妊婦には原則禁忌
ファンシダール:予防内服薬として曲HOは推奨していない。
薬の保管について
化学物質である薬は、保存状態が悪いと変化を受けやすく、効果の上にも悪影響を与えます。特に、高温多湿時の薬の保管には十分な注意が必要です。常備薬としてまとまった量を持っていきますから、保管方法、保管場所は大切になります。 薬は高温や湿気を嫌うので密封できる缶に乾燥剤と一緒に入れ、冷蔵庫もしくは冷暗所に保存してください(冷凍庫はだめ)。子どもが誤って飲まないように、手の届かない所に置くことも大切です。
■医薬品などに関するアクセス情報
日本の医薬品情報に便利なサイト国立医薬品職員衛生研究所 医薬品情報ならほとんどそろいます。まず最初にどうぞ。
厚生省 何かと便利です。世の中を騒がしている出来事はここでチェック!!
海外渡航者のための感染症情報
厚生省検疫所 「海外渡航者保健情報」があります。
マラリアネット海外勤務健康管理センター 海外勤務者のための情報集。 「海外の市販薬」の報告書も掲載されています。
海外旅行者と海外赴任者のための医療情報サービス
労働福祉事業団 海外勤務健康管理センター(JOHAC)
海外の医薬品情報検索サイト(英語)
Pharm Web 海外の医薬品情報源の基本となっています。
携行医薬品の基本セット例
携行医薬品の基本セット例は、表1のようになります。薬品の選択は現在頻要されている薬品を選びました。薬の量はおよそ2週間は十分に持つ量ですが、よく使うと思われる薬は量を増やして携行してください。
表1 携行医薬品の基本セット例(下記リストを参考に、ふだん使い慣れた医薬品を持参してもよいでしょう。)
種類
大人
子ども
解熱鎮痛薬 ボルタレン 42錠 アンヒバ坐薬 10個 パブロン 90錠 アルビニー 10個 抗生剤 ビクシリン 42カプセル ユナシン 風邪薬 PL顆粒 42包 小児用PL顆粒 20包 新ルルA 1箱(120錠) パブロンS小児用液 1本(120ml) 整腸薬 ビオフェルミンR 120包 新ビオフェルミンR細粒 1本(120ml) 鎮咳薬 メジコン 42錠 メジコンシロップ 小児用エスエスブロン液 1本(100ml) 目薬 サンテFX 2本 サンテFX 2本 タリビット点眼 2本 タリビット点眼 2本 下痢止め フェロべりンA 60錠 タンナルビン 正露丸 1箱(200粒) エスエス小児 1箱(9包) 便秘 ラキソベロン 4本(1本5ml) ラキソベロン 4本(1本5ml) 湿布薬 サロンパス 1箱(80枚) 消毒薬 イソジン液 2本(1本250ml) イソジン液 2本(1本250ml) うがい薬 イソジンガーグル 3本(1本30ml) イソジンガーグル 3本(1本30ml) 駆虫薬 コンバントリン 5錠 虫除けスプレー 1本 体温計 1本 バンドエイド M200枚L100枚 1箱 眼帯・マスク 1個 ガーゼ 10枚 三角布 3枚 *子どもの年齢・体重によって、医師が用量を決定 注:ピンクの枠内は薬局で購入できます。
次回は、よく使う子どもの薬の一般名一覧表