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吉野美由紀 

5年前にトロントで韓国人の夫と出会い、その後ソウルで結婚、2児をもうけ 現在に至る。

主婦のかたわら、インターネットをフルに活用し夫の働く眼鏡店 の宣伝、日本人のお客様からのメール対応をする。他にも韓国での子育てに
 ついての記事を時々投稿中。

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第2章 韓国の旧正月の過ごし方

昔からの家長制度が今もまだ色濃く残っている韓国では、陰暦でいう正月にその家長の家に家族一同が集まります。まず、ご先祖様にお供えするためのご馳走を用意して大きな机に順番に並べていきます。そしてその前で男性達だけが歳の順に、お酒や線光をお供えして正式な礼をしご先祖様に挨拶をします。

この挨拶が終わると、男性達が先に食事をしてから少し遅れて女性達も食事を始めるという習慣です。というのも女性達がすべてお供えや食事の準備、片づけをしなければならないからなのです。

大家族で、しかも昔ながらの料理作りを続ける家の女性達は大変な時間と労力を要するのでかなり疲れます。その一方、家族が少なかったり女性達が外で仕事を持つ家では買ってきたおかずやおもちを使って時間と労力の短縮もするようになってきました。

正月といえば日本と同様、お年玉(セベトン)をもらう習慣があったり簡単なお遊び(ユンノリ)があります。またテレビの正月番組ではタレントのかくし芸大会や歌合戦のようなものもあります。

今まで日本で核家族で育ってきた私にとっては、このような家族の行事が初めは新鮮で感動しているだけでよかったのですが、世代交代で今度は料理作りなどの責任がのしかかってくるかと思うと頭の痛い問題でもあります。

第1章 娘のキムチデビュー。

実際に子どもを持つ前から不思議だったのが、韓国の子どもはいつキムチを食べられるようになるかということだった。私自身が日本で育った日本人でキムチは大人になってからしか食べたことがないのに、我が娘にそれも物心がつくかつかないかの小さい子どもになぜキムチを食べさせないといけないのかという疑問であった。しかし、韓国人の父親、その家族に囲まれて韓国の幼稚園に通園するようになると、なんと3歳にならない娘が自分からキムチに自然に手を伸ばして食べるようになってきたのでとても驚いた。

大人の好むキムチよりは辛みの少な目の大根キムチが最初であった。たいていは水でさっと洗って唐辛子をひと払いしたものや水キムチといわれる唐辛子を使わないものを食べているけれど。時には、さっと洗ってもまだ辛くて少しずつかじってはごはんを食べたり涙目になり食べるのをやめてしまう時もあったりすると苦労させてごめんねという気持ちになる。

しかし、このような私の心配をよそに娘の通う幼稚園では、毎日の給食にはキムチがでて、秋の終わりには幼稚園のみんなでキムチ作りの時間が設けてあるし、何と言っても韓国人の食生活には絶対不可欠なキムチなのでこれを乗り越えていかないと行けないのであろう。

吉野美由紀