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障がいのある子どもと暮らす

ホームスクール

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● ホームスクールで社会性を育てるには
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◇ 小さなグループ
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ホームスクールをする場合、学習面も、たくさんのサポートが必要ですが、
社会性を育てるためにも、また多くのサポートが求められています。

子どもにとっていちばん大切な環境は、安心して過ごせる場所です。その
ためには、次のことが重要です。

周りの人が自分を理解してくれる
周りの人が、はげましてくれたり、良い所を認めてくれる
周りの人同士の間に信頼関係がある

これは、小さなグループであれば、十分に実現が可能です。

コミュニケーション上に障害がある場合、周りから誤解されてしまうことは
よくあることだと思います。一方、小さなよく知り合った人間関係の中では、
そのようなことは起きづらくなります。


◇ 小さなグループの具体例:


・親が他の子どもたちにも教える
家族数人が協力し合って、それぞれの親が、得意な分野を子どもたちに教
えたりしています。たとえば、料理、算数、作文、絵、スポーツ、ダンスなど。

・テストをみんなで受ける
ボランティアを探して、その家でみんなでそれぞれのレベルに合わせてテス
トを受けます。

第一の目的は、どの程度、実力をつけたかということを確認するためのテス
トですが、親以外の第三者との交流もまた、大切な機会です。

・ホームパーティ
それぞれの家で持ち回りでパーティや食事会を開きます。知っている家族だ
けですることもあれば、ゲストを招待することもあります。

★ 子供同士の年齢は、同年齢だけではなく、異年齢の子どもがいることが
大切です。これは、現実の社会により近い自然な形であり、また、年齢が違
う子どもたちから、いろいろな刺激を受けられるからです。


◇ 大きなグループの具体例:
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子どもの年齢があがるにつれて、大きなグループとの交流が大切になってき
ます。これは、将来、社会に入っていくためのステップになります。

大きなグループの具体例;

・スポーツや習い事に通う
スポーツクラブや、ピアノ、ダンス、絵画に通うことで、たくさんの子どもたちや
大人に出会うことができます。週に1回か2回、それも1時間程度しかないので
すが、長期間、通うことで、知り合いも増えるし、技術を身に付けることもでき、
自分に自信がもてるようになります。

・コーラス
歌が好きな子どもたちは、聖歌隊や合唱クラブによく参加しています。発表会
やクリスマスが近づくと、練習日も増え、忙しそうです。

・地域のイベントに定期的に参加
これは日本での例ですが、団地で行われるフリーマーケットやイベントに毎回、
参加するグループがありました。親だけでは大変なこともあり、近くの大学の
教育学部に声をかけ、学生たちに来てもらい、一緒に活動していました。

・教会関係の活動に参加
アメリカでは、教会関係の活動が活発なため、いつでもボランティアは大歓迎
されます。

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社会性について陥りやすい先入観:
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学校教育を長く受けている大人たちは、
「同年齢の集団のなかで育つことで社会性が身につく」 すなわち、
「学校以外の場で、子どもたちが社会性を見につけることは不可能に近い」
という錯覚に陥りやすいと感じます。

でももしも、学校でしか子どもたちが、社会性を見につけられないとしたら
「学校がまだなかった江戸時代やそれ以前の日本人には、社会性がなかった」
と妙なことになってしまいます。

ホームスクールでは、子どもたちは、まず家族という小さなグループの中で、
信頼、愛情、勇気、誠実さ、公平さ、役割分担、協力、といった集団の中で生きて
いくための基礎的な力を養います。

そして、その基盤を土台に、それよりもう少し大きな異年齢の集団の中で、一緒
に学習したり、活動をしたりして、社会性を高めていきます。

そして、最後に、見知らぬ人がたくさんいる大きな集団の中に入り、周りにあわせ
てバランスをとりながら、生きていきます。

ホームスクールをしている親たちの最大の関心事は、学習もありますが、それよ
りも社会性だと思います。このため、どう日常生活を調整し、外との係わり合いを
もつかに、常に心を注いでいます。

もしも、周りとの人間関係を気づく努力をせず、学習だけに集中しているようであ
れば、後々、親子にとっては難しい状況になると心配されます。

子どもの社会性を育てるためには、社会そのものからの助けが必ず必要です。
特に、学校や公民館といった公的な場は、さまざまなノウハウや資源、ネットワー
クを持っていることから、ホームスクールをする家族にとっては、心強い存在と
いえます。

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