個別教育計画
アメリカで行われている個別教育計画(IEP)は、障がいのある子どもが適切な教育を受けることができるよう、親と専門家と学校関係者が、一緒にチームを組み、実践していくプログラムです。
このサイトでは、個別教育計画計画について説明しながら、親が、IEPのミーティングに参加するに当たって必要な情報を提供します。




アメリカで行われている個別教育計画(IEP)は、障がいのある子どもが適切な教育を受けることができるよう、親と専門家と学校関係者が、一緒にチームを組み、実践していくプログラムです。
このサイトでは、個別教育計画計画について説明しながら、親が、IEPのミーティングに参加するに当たって必要な情報を提供します。
個別教育計画は、3歳から22歳までの子どもで、次のような症状がひとつ以上ある場合に適用されます。
精神面に障がいがある
聴覚に障がいがある
言葉を話すときに障がいがある
視覚に障がいがある
感情を抑制できないという深刻な障がいがある
脊椎や関節に障がいがある
自閉症
トラウマによる脳への障がいがある
特定の学習障害
ADD 注意欠陥障害
ADHD 注意欠陥 / 多動性障害
それ以外の健康面に関する障がい
個別教育計画を受ける必要性、あるいは、受ける事ができるかどうかは、専門家による診断と、個別教育計画の実施のための過程で決定されます。
個別教育計画では、次のようなサポートが受けられます。これは、法律によって定められています。
・言語、聴覚療法
・作業療法
・心理療法
・カウンセリング、 リハビリテーション
・手話
・音楽療法、芸術療法
・診断や評価のための医療
・マンツーマンでのサポート
・移動のためのサポート
・技術的サポート、例 特殊なコンピューター
・介護
その他
子どもに何か特別なサポートが必要なのかもしれない、そう思い始め、何か行動しなければいけないと感じたとき、何をどう実行したらよいのでしょう。
1) 子どもの様子を観察する
2) 学校側とコンタクトを取り始める
3) 担当教師や担当医師と話す機会を持つ
4) 親の会や講習会に参加したり、本を読んだり、インターネットで調べて情報を集める。
1) 子どもの観察
個別教育計画が必要かどうか、まだわからない段階にある、あるいは、必ず必要だと確信しているが、実際のところ、どんなサポートが必要なのかわからない。そんなときには、客観的に子どもの様子を観察し、それを書き留める作業から始めます。
たとえば、次のような様子が見られるでしょうか?
・学校での学習の様子
文章の内容が理解できない、漢字が覚えられない、計算が苦手
・言葉や動作が、年齢相応に発達してない
・情報を理解したり、記憶する事に困難がある
簡単な指示であっても、理解する事が難しい
ついさっきのことや、過去の事など、記憶力に問題がある
・人と交わったり、感情をコントロールする事に困難がある
・睡眠障害がある。
・食事のときに物を落としたり、口の周りの汚れに気がつかなかったりする。
・家族とのかかわりに困難がある。
・何かに注意を払ったり、集中する事に困難がある。
・常識的な行動がとれなかったり、過剰に反応してしまう。
・からだが年齢相応に発達していない。
・耳が聞こえない、視覚に問題がある、からだが動かない、字が書けないなどの身体的な障がいがある。
繰り返し行動について
不自然と思われる繰り返し行動がある場合は、特に細かく様子を観察をしておきます。
親はみんな同じ不安を持っている
観察を続けていると、不安がつのることもありますが、あくまでも冷静に観察する事が大切です。
もしかすると、自分自身に強い思い込みがあるのではないかとか、正当に評価していないのではないかとか、いろいろ考えがちですが、それは、自然な事で、障がいをもつどの親もが、同じような気持ちになります。
また、気になる点がたとえたくさんあったとしても、特殊クラスに入らなければならないと言う事にはならないかもしれないし、適切なサポートを一部受ける事で、良い方向へ行く可能性もあります。
2) 学校とコンタクトを取り始める
学校側から情報を得たり、担当者が誰なのかを確かめるため、電話をかけて直接たずねたり、手紙を書きます。
・ 学校に電話をして、特殊教育の担当者の名前、電話番号、メールアドレスなどを聞く。
・ 特殊教育の担当者に電話をして、特殊教育を受けるための評価がどのように行われるのか、いつまでにそれをしなけばならないのかを聞く。
・ 電話の後、確認のため手紙を出す。(内容はコピーして保管しておく)
あて先は、学校長。日付、親のサイン、連絡先を明記する。
3) 担任教師と話をする
担当教師から話を聞いて、子どもの様子を確かめたり、
・ 担当教師の立場から見た子どもの様子について話を聞く。例えば、
学習面で気になる事。 文字を書くことに困難がある。計算がうまくできない
社会面で気になる事。 簡単な指示が理解できない。
子ども同士の交流がうまくいっていない
何かの段取りをするのに、困難がある。
団体行動をするとき、うまくついていけない
情緒面で気になる事。 気持ちのコントロールが難しい
その他、 繰り返し行動がある、短期、長期わたる記憶に何か問題がある
・ 家庭できる事へのアドバイスがあるかどうか。
例えば、宿題をみてやる時間を増やす、特定の教科や文字の書き方など苦手なところ¥をみてやる
道具の使い方を教える
・ 他の先生やスタッフに相談したことがあるか? その場合、どんなアドバイスを受けたのか?
・ 特殊プログラムを受ける必要性があると感じているかどうか? もしそうであれば、次にどんな事をしたら良いのか?
ホームドクターや小児科医らに相談したり話をする
子どもの体の発達の側面から、子どもについて相談をしてみる。
4) 他の親と話をしたり、本やインターネットで情報を集める。
学校や地域には、特殊教育を受けている親のネットワークや団体があります。学校長や教育委員会に問い合わせて、連絡先を入手し、コンタクトを取ります。
本やインターネットでも、たくさんの情報を手に入れることができます。
・
■ 独自の評価/査定 Independent Assessments
子どもの症状を評価/査定した書類は、学校側が作成したものと、親が専門家に頼んで作成してもらったもののふたつがあります。
親が専門家に頼んで独自に作成してもらった評価/査定の書類は、学校側のものよりも、より詳しく、専門的見地に立っています。
法律によると、学校側は、親が提出した評価/査定を考慮しなければならないとありますが、それを実際に認めるかどうかは、学校側の裁量によります。
万が一、学校側がその評価/査定価を受け入れない場合は、親は、手続きを踏んで、学校側の行為は不正であると訴える事ができます。
■ 独自の評価/査定の必要性
学校側が作成した評価/査定が、ときには親が期待していたり、望んでいるものとは違ったものになるかもしれません。その場合、独自の評価/査定を提出する事で、親が望む教育を子どもに受けさせる事が可能になる助けになるかもしれません。
■ 独自の評価/査定をしてくれる人たち
独自の評価/査定をしてくれる専門家は、次のようにして探します。
・ 障害のある子どもを持つ親のネットワークに聞いて調べる。
・ 学校の先生に聞く
・ ホームドクターに聞く
・ Children hospital や大学病院の担当部門に聞く
・ 同じ障がいをもつ子どものネットワークに聞く
・ 私立学校に障がいのある子どものための窓口があるかもしれない
■ 適任者の選び方
独自の評価/査定をもらう専門家を選ぶとき、次のことを考慮します。
・ 資格をもっているか
・ 十分にトレーニングや経験を積んでいるか
・ 信頼できる機関で働いてきたか
・ その専門家を紹介してくれた人自体を信頼できるか
・ その専門家に実際にみてもらった子どもの親から、直接話を聞いて、確かめたか
・ その専門家についてのほかの人や機関からの推薦状 (references) を、その専門家からみせてもらったか
・ 教育委員会とは直接的、間接的なつながりのない人か?
・ 重要! 個別教育計画のミーティングの前に、きちんと評価/査定をしてくれ、書類を仕上げて渡してくれるか?
・ 必要があれば、個別教育計画のミーティングに参加してくれるか?
■ 独自評価/査定によって計画が実現されるようにする
独自の評価/査定を受けるのは、親が計画していることを実行に移すためです。このため、専門家には、自分達がどんなサービスを子どもに望んでいるのかをはっきりと伝えて起きます。
例えば、どんな教師が必要か、エイド=(サポートティーチャ)は、どのぐらいの時間、どの活動に必要か、療法は週に何回、何時間必要かを明記してもらいます。
「ジョンは、自分の考えを的確に他人に伝えるため、言語療法を週に2回、45分間、受ける必要がある。言語療法は、一対一で行われる事、言語療法士は、子どもとの療法に通じている人であることが求められる。」
「メアリの、感情を抑制するためのトレーニングが行われるクラスに入る事、生徒数は先生ひとりにつき、12人以下である事、その先生は、人間関係に問題のある子どもについての専門家である事。○市のリバー小学校の特殊クラスは、メアリにとって適切である」
■ 専門家を味方につける
子どもを通わせたい学校がある場合は、それをはっきり伝える。(学校派希望できても、教師を指名する事は残念ながらできない)
もしも、専門家が、親が希望する学校へ行かせる必要性がないと判断した場合、それに準じたプログラムの名前を記してもらうよう頼む。
専門家は、親の希望通りの評価/査定を書いてくれるとは限りません。検査の結果、親が希望するサービスは必要ないと判断するかもしれないからです。
親は、どのような経過で、専門家が評価/査定をくだしたのかを知る必要があります。親にとって望ましい専門家は次にあげられます。
・ 評価/査定の経過報告書を見せてくれる
・ 報告書について、親がどう思っているかを考えてくれる
・ 子どもの障がいについてはっきりと評価/査定をし、どんなプログラムやサービスが必要なのか、明確に記してくれる。
■ 独自の評価/査定は、どう実施されるのか?
専門家は、学校側の評価/査定の書類を検討しながら、これからどんな検査が必要なのかを説明し、親がそれを承諾するかを確認してから、検査を行い、書類を作成します。
■ 独自の評価/査定の書類は、いつ学校側に提出するか。
個別教育計画のミーティングの1週間前ぐらいの提出が望ましいでしょう。あまり早く提出すれば、もしも学校側が、それを見て、再調査を行わなければならないと判断した場合、ミーティングが延期されるかもしれないからです。
■ 評価/査定の費用
独自の評価/査定を実施する際、法律では、一定の条件を満たしている場合、教育委員会はその費用を支払うよう定めています。
Sec.300.502 (b) 公的資金によって評価/査定が受けられる親の権利
学校側に、特殊教育の資料や情報を提供してくれるよう、校長に要求することができます。
・ 個別教育計画に関する資料
・ 障害児をもつ親の会の連絡先
・ その他
連絡は、電話でも可能です。ですが、万が一、返事がなかっり、適切な対応をしてもらえなかったとき、教育委員会と連絡を取るときのために、正式な記録として残っていたほうが良い事があります。そのため、手紙を書き、それを郵送、ファックス、メールで送るなどすると確実です。
■ IEPの前に、学校から子どものそれまでの記録を取り寄せ
例.
・ 医療データ (身体測定、聴力や視力、予防接種など)
・ 出席の記録
・ 風紀に関する記録
・ 学力の記録
・ 先生や他のスタッフのコメント
・ 心理士などのテストや評価の記録
・ その他のメモ
・ 写真
親や保護者は、学校が保管する子どもの記録を見たり、コピーをもらう権利があります。
もしも、記録に事実に反することが書かれていたり、子どもや親のプライバシーを侵害
することが書かれていたときには、それを削除するように要求する権利があります。
記録は、あらかじめ学校長に手紙など文章で請求します。
取り寄せた記録は、ファイルなどに閉じてきちんと整理をしておきます。必要によっては、
自分でコピーを作り、切り貼りして、年月日順に並べたり、医療データ別、先生のコメント
別というように、自分たちにとってわかりやすいように並べ替えたりしておきます。
(IEPのガイド資料を参考に記述)
● IEPの前に担任の先生から子どもの事情について聞いておくと、話し合いのときに
助けになります。
例. ・ 子どもを観察していて、どう感じるか?
・ 見ていて気になることや、問題となることなどんなことか、またそれ
はどの程度か?
・ 算数、読むこと、書くこと、読解力、記憶(短時間の記憶と、長時間の記憶)、
物事の手順、ほかの子どもたちとのコミュニケーション方法や、感情面
のコントロールについて
・ 授業中や学校生活の中で助けになることはあるか? たとえば、補講授業や、
何か問題行動があったときに、細かく説明するなど
・ 家庭でできることは何か? たとえば、宿題を一緒にみてやる、特定の科目に
ついては、いっしょに勉強したり、家庭教師をつけたり、塾へ通わせるなど
・ ほかの先生や養護の先生、学校カウンセラーから何か話が出ているか?
・ 特殊教育が必要と考えるか? もしそうなら次に何をしたら良いのか?
(IEPのガイドブックを参考に記述)
IEPのミーティングにのぞむ前に、学校見学を計画します。
事前準備:
・ 子どもの1年後の目標を自分なりに細かくたてておく。
・ 見学の前に、知っておきたいことをリストアップしておく。
・ 必要があれば、IEPミーティングに参加するスタッフに同行を依頼し、
その旨を事前に学校に伝えておく。
当日
・ 学校が提供するプログラムは、すべて見学する。
・ 学校の規則を守る。
・ 子どもの立場になって、学校の一日を体験する。
例:始業から、昼食、下校までの流れを追う
下駄箱やかばんを置く場所
始業のベルの音量など
・ クラスの中の子どものプライバシーにかかわること、たとえば、名前をたず
ねたりすることはしない。
・ クラスの中の状況を細かくメモする。男女の人数、年齢、子どもたちの学習
や生活状況、障害など
・ 教師や補助指導員について
・ どのように学習指導を行っているか。
・ 教師と生徒の比率
・ 生徒の教室の出入り(通級や、セラピーなどに通っている状況)
・ 時間割は固定されているのか、流動的なのか
・、障害に対応した専門的な指導が行なわれているか
・ 教室の環境; 騒音がないか、部屋の広さ、個別指導が出来るスペースが
あるかなど
・ パソコンやワープロなどが使えるか
・ ボランティアの受け入れ態勢があるか
・ そのほかに気がついたこと
わからないことがあれば、教師やスタッフにたずね、メモしておく。
メモは、後日のIEPミーティングで、子どもにより良い教育を受けるために重要
となるかもしれないので、しっかりと記録しておく。
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■ IEPのミーティング前の学校見学について
これまでボストンとカリフォルニアのサンノゼで特殊教育のクラスを見学してきましたが、私立だったり、公立でも高水準のプログラムが実施されていて、教師や補助のスタッフを含め、教室や教材、指導の仕方など、どれも大変に充
実していました。
このため、アメリカの特殊教育の水準は、どの親にとっても満足できるところだと思っていました。
ですが、今回、IEPのためのあるガイドブックを読んでいて、実は、そうではないということがわかり、ちょっと驚いています。
例えば、
「小学校高学年のクラスには、15人以上の学習障害の子どもたちがいる。担任は、専門知識のある先生で大変に努力している。補助の人は、努力しているが、特殊教育に着いては、何のトレーニングも受けていない。
クラスの3分の1近い子どもたちは、授業中に先生にあれこれといろいろなことを要求している。子ども2人が、行いが悪いことから、校長先生に引き渡された。
担任も補助の人も、十分にカリキュラムをこなせないことから、満足度が低い。
教室の床が、音を反響させる素材で、子どもによっては集中ができない。」
これは、あくまで例なのですが、現実には、もっといろいろあると思います。このことから、アメリカの特殊教育は、まだ発展途上であり、親たちの闘いは、まだまだ続くと感じました。
個別教育計画のミーティングに向けて、早い段階から準備をしておけば、余裕を持ってミーティングにのぞむ事が出来ます。翌年の新学期に向けて、1年前からこんなことを準備します。
アメリカでは、新学期は9月にはじまります。学期は、2学期制、3学期制などありますが、ここでは3学期制に基づいて節形をします。
日本からアメリカへ引っ越す場合、日本でできることと、アメリカに行ってからできることを分けておくと、わかりやすいでしょう。基本的には、評価/査定は、日本で行ったとしても、現地へ行けば、最初から全部やりなおしになります。これは、現地側が実際に子どもの様子を見て、現地の基準で評価/査定を行うためです。
◆ 1年前の夏
夏の間は、日本でもアメリカでも、教育関係者向けの講習会や講演会が開かれることが多いため、参加して、情報を得て起きます。
◆ 9月月から12月にかけて (1学期目)
やっておくこと
・小学校入学前なら、幼稚園や保育園の先生と、小学校以上なら、担任ととコンタクトを定期的に取り続け、学びの状況や、生活面など、できるだけ情報を集めておく。
・書類などは、コピーをもらっておく。(要求しておく)集まった情報は、障害を特定したり、評価することに役立つ。
・ 来年度について情報を得るため、学校側に相談をする。
・ 来年度、関係すると思われる授業やプログラムの見学を学校側に申し入れる。
・小児科医や精神科医、セラピストにかかり、診断をあおぐ。(大学病院や小児専門の精神科関係の病院は3ヶ月以上待たされるので早めに予約を入れる)
・ 都道府県レベルの療育センターに予約を入れる。(ポイント! 市町村レベルの教育相談機関にかかる前に行く)
・ 関係団体にコンタクトを取り、年間の講習会や講演会のスケジュールを確認する。
・ 書籍やガイドブックで情報を得る。
・ 特殊教育にかかわる保護者に連絡をとる。
・・これからの計画表を立てる。
◆ 1月から3月にかけて (2学期目)
やっておくこと
・学校の記録を元に、今のままで個別教育計画の最終目標に達するかどうかを検討する。
・現在のプログラムで、子どもが何をどう上達させているのか見学して確認する。
・評価に必要な書類などを、この時点で全部集め終わっておく。
・個別教育計画ミーティングへ向けてのひな型作成をさらに進めておく。
・障害についての診断結果や評価を把握してておく。
◆ 4月から6月にかけて (3学期目)
やっておくこと
・来年、1学年が終了したとき、子どもの学習レベルがどうなっていて欲しいのか目標を具体的にたてる。
・来年、どんなプログラムを子どもに受けさせたいか、具体的な希望を出し、書式にまとめておく。
・ IEPミーティングに参加する人に予約を取り、事前に会っておく。
・ 学校側とIEPのためのミーティングをもつ。
◆ 夏休み
もしも、ミーティングで、合意になっとくいかなかった場合、この期間にミーティングが再び開かれるよう学校側や教育委員会側と折衝や調整を図ります。
◆ 新学期
・ IEPのミーティングで決まったことが、実際にうまくスタートしているか、学校に足を運んで確認をする。
個別教育計画のミーティングに臨む前に、親として子どもに受けさせたいプログラムを自分なりに構想しておきます。
クラスやクラスメイトなどの環境
◆ どのタイプを希望するか?
_ 特殊クラス
_ 普通学級
_ 普通学級と特殊クラスの間を行き来する
_ 特殊クラスのようなクラス
◆ ひとクラス当たりの生徒数 ___人
◆ 生徒の年齢や認識年齢 ___歳
◆ 我が子にとって適切である、あるいは不適切であると思われるほかの子どもの様子や行動
例 耳が過敏なため、静かな子ども達であること
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担当教師や介護やサポートのスタッフ
◆ 人数 : 教師 __人
フルタイムのスタッフ __人 または一時的なヘルプスタッフ __人
◆ 教師と生徒の割合: 先生ひとりにつき生徒の数は ___人
◆ 教師の資格、経験年数: __ 特殊教育の教員免許がある
__ 特殊プログラムのコースを受けた事がある
__ 学習障害のある子どもを担当した事がある
経験年数 ___________
◆ サポートスタッフ: __ 特殊教育のプログラムを受けた事がある
__ 学習障害のある子どもを担当した事がある
経験年数 _______________
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学習プログラムの内容や指導の仕方
◆ 希望する指導
・多くの繰り返し学習をする
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関連するサービス
◆ 特に必要と思われるサービス: ・毎日、マンツーマンでスタッフがつく
◆ サービスのタイプ: ・言語療法
頻度: ・マンツーマンで週に2回、40分
◆ サービスのタイプ : ・行動療法
頻度: ・マンツーマンで週に2回、40分
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◆ 学校以外のプログラム
・○○小学校で行われる高学年向けの芸術療法のクラス
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学校の環境
◆ 学校までの距離: ・車で20分以内、スクールバスがあればなお良い
◆ 学校の規模や環境: ・全体の生徒数が200人以下
・周りが静かである事
・子どもが自由に学校域を出られないようフェンスがあること
◆ 課外活動、その他: ・音楽活動がさかんである
・放課後、何かの活動がある
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その他
◆ __ 普通クラスに将来的に移行する
◆ __ 職業訓練がある
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● IEPのミーティング前に、自分なりに学習や行動面についての1年間の達成目標と、3ヶ月ほどの短期目標をたてます。
目標は、おおざっぱなものではなく、カテゴリー別に分けて明確に書くのがポイントです。
目標には、次の5つのポイントが含まれるようにします。
1) 方向性 ー伸ばすのか、維持なのか
2) 現時点での問題点
3) 現在のレベル
4) 一年後にどのように変化しているか
5) 手段など ーセラピストをつけるなど
例:● 国語
〔年間目標〕 ボブは、生徒数10人以下の補修クラスで読解力を伸ばす
〔短期目標〕 ボブは、3年生の教科書を使って段落文がふたつ書けるように
なる。完成度は90%。
〔現在のレベル〕 3年生の教科書を使って、段落文がひとつ書ける。完成度は50%
〔達成度の見極め方〕 教科書の中の各章の最後にある問題に答える。
〔達成目標期日〕 6月25日
● 算数
〔年間目標〕 テレサは、通級学級で2年生の教科書を使って学習し、学年
末に学力テストを受け評価を受ける。
〔短期目標〕 テレサは、一桁の足し算10題を解いたとき、正解率を90%とする。
〔現在のレベル〕 一桁の足し算10題を解いたとき、正解率は30%。
〔達成度の見極め方〕ドリル類
〔達成目標期日〕 6月25日
●精神面
〔年間目標〕 ジョンは、10人以下の小さなグループの中で、かんしゃくを起こした
ときに自分をコントロールできるようになる
〔短期目標〕 ジョンは、外からの刺激などで興奮しやすいので、静かな環境にお
かれるようにし、怒りの感情を一日5回から2回に減らす。
〔現在のレベル〕 一日に平均5回ほどかんしゃくを起こす。
〔達成度の見極め方〕 教師やセラピストによる観察と記録
〔達成目標期日〕 6月25日
●社会的行動面
〔年間目標〕マリアは、席について、作業が出来るようになる比率を50%まであげる。
〔短期目標〕マリアは、席について、作業が出来るようになる比率を20%まであげる。
〔現在のレベル〕 席につくことができる割合は0%
〔達成度の見極め方〕 教師やセラピストによる観察と記録
〔達成目標期日〕 6月25日
● 言語やコミュニケーション
〔年間目標〕 ピートは、2週間に一度セラピストからマンツーマンで45分間のセラ
ピーを受け、声のトーンをコントロールできるようになる。
〔短期目標〕 ピートは、指導者のアドバイスに基づいて声のトーンが上がったとき
に、それに気がつけるようになる。
〔現在のレベル〕 興奮すると、甲高い声になってしまう。
〔達成度の見極め方〕 教師やセラピストによる観察と記録
〔達成目標期日〕 6月25日
● 自立能力
〔年間目標〕 ニーナは、自立能力を高める。
〔短期目標〕 ニーナは、休憩時間や昼食時に自分で決めて行動できるようになる。
〔現在のレベル〕 休憩時間に移動の仕方がわからなかったり、昼食を自分で
注文することができない。
〔達成度の見極め方〕 教師やセラピストによる観察と記録
〔達成目標期日〕 6月25日
個別教育計画のミーティングの最大の目的は、子どもにとって、最もふさわしい教育プログラムが受けられるよう、適切で仔細な計画がたてられることです。
ミーティングでは、親の希望と、学校側の考えが合致してスムーズにいくこともあれば、対立してしまうこともあります。それでも、子どものために、親はできるだけ話し合いが平和的に進むよう、心がける事がとても重要です。
一般にミーティングの時間は、1時間から2時間ぐらいと、限られています。その時間内に、全員が合意し、最終的に、親が計画書にサインをすることになります。
限られた時間内に、たくさんの課題を調整したり合意するために、ミーティングへの参加の心得として次のことが提案されます。
■好ましい態度
・ 質問や意見は、ポイントを押さえて話し、話題がそれないようにする。
・ お互いの意見は、最後まで耳を傾ける。
・ 参加者の立場や意見を尊重する。
・ 自分達の考えの基本ラインに沿うことは大切だが、柔軟性をもつこと。
・ 感情的にならない。
・ 声はできるだけ低く押さえる。(感情をコントロールする助けになる)
・ 合意が得られるよう、妥協策への道も考慮する。
■回避するべき事
・ 個人攻撃をしない
・ 相手の意見の揚げ足を取らない。
・ 他人の話に割り込まない
・ 感情的にならない
ミーティングがはじまる前に、他の参加者へ、当日、集まってくれた事への感謝の気持ちを伝えるとともに、良い形で話し合いが進み、最終的に子どもにとって、今考えられる最善のプログラムが作成されるよう、ひとこと発言すると、気持ちよいスタートができるでしょう。
個別教育計画のミーティングの参加者は、子どもの症状や学校の状況などによって、それぞれ異なります。
・ 親
・ 必要があれば本人
・ 校長先生
・ 担任
・ 特殊教育の教師
・ スクールカウンセラー
・ 心理療法士、作業療法士、言語療法士
必要があれば
・ 小児科医
・ その他の専門家
個別教育プログラム IEP: ミーティングの時間
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IEPの初回のミーティングは、法律IDEAにより、教育委員会が、子どもに特殊教育が適応されると決定してから30日以内に開かれなければならないことになっています。
IEPのミーティングの時間については、どのぐらいの時間をかけなければならないという法規はありません。通常2時間ほどですが、状況によっては、さらに長くかかることもあれば、別の日を設定して、そこに話し合いが持ち込まれることもあります。
また、その場で決めることが困難であったり、サインすることに不安がある場合には、別の機会を要求することも出来ます。
保護者が、長時間の話し合いが必要だと理由をきちんとあげて主張したにもかかわらず、学校側が初回のミーティング時間を希望通りに設定してこない場合は、希望する要求と理由を記した書類を提出し、交渉を行うことができます。保護者のこのような権利は、法律によって守られているからです。
また、初回の話し合いのあと、学校側がそれ以上の話し合いは必要ではないと主張してきても、同様にミーティング再開の要求を記した書類を提出するなどして、次回のミーティングを開くことを要求することもできます。
ミーティング時に作成された目標やサポートについての仔細を記した書類に一度サインをしてしまうと、その後の変更は不可能となります。そのため、保護者は、学校任せではなく、納得のいくミーティングをもつよう努力する必要があります。
IEPミーティング当日は、部屋に早めに到着すると、心に余裕ができます。ミーティングが始まる前に、スタッフにあいさつなどをするぐらいの時間があると、かなり落ち着きます。
持ち物:
・これまでに準備してきた資料
・筆記用具
・テープレコーダー
・時計
◎ 筆記者
もしも、ミーティング中に記録をとることが難しいと予想された場合は、友人に筆記を頼みます。(事前に参加することの確認を学校側にしておく)
● ミーティングの進行
ミーティングは、一般的に学校側の誰かが進行役をつとめます。各自自己紹介を通してミーティングやその後の役割を説明します。
ミーティングは、アジェンダ(話し合いの項目を記載したもの)に基づいて進行されます。
アジェンダは、ミーティングの前に必ず入手しておきます。もしも、自分が期待していたことと、アジェンダの内容が異なっている場合には、ミーティングの冒頭でそのことを説明する必要があります。
アメリカでは、障がいのある子ども達とその親の権利を守り、子ども達が適切な教育を受ける事ができるよう、個別障害者教育法(IDEA) the Individuals with Disabilities Education Act が制定されています。
これは、日本にはないもので、アメリカの障がい教育プログラムの重要な土台となっています。
個別障害者教育法(IDEA)に基づき、ひとりひとりの子どもが学校で適切な教育を受けることができる具体的に計画が進められるようにと、個別教育計画(IEP)があります。
個別教育計画は、ふたつの軸があります。
ひとつは、親と障がい教育の専門家や学校の教師やスタッフが定期的に一緒に集まって、子どもの教育について話し合いをしながら、例えば、これからの1年間、どんなプログラムを子どもに実施するかを決めるミーティングです。
もうひとつは、ひとりひとりの子どものための年間計画表と記録簿です。
日本では、子どもの教育は、学校まかせになることが多いのですが、アメリカでは、親が専門家や学校スタッフと話し合いを重ねながら、親が我が子の教育プログラム作成に関わっていくという大きな違いがあります。
このため、親がどの程度、個別教育計画や個別障害者教育法について詳しく知っているかによって、その年、子どもが希望するプログラムを受けられるのか、あるいは、説明不足で、受けられるはずのプログラムが受けられなくなってしまったということが起きます。
このサイトでは、親が個別教育計画のミーティングにのぞむにあたって知っておくべき事、知っておいたほうが良い事についての情報を提供します。
詳しくは、兵庫教育大学 成田滋教授のサイトを参照